「やらない」を決めて、やらないことの大切さ

今年も残り2ヶ月ということに動揺を隠せない、バックオフィス高橋です。こんにちは。

早速ですが、みなさんは「やらない」って決めてること、ありますか?
私は「やること」は決められても、「やらないこと」がすごく苦手です。

「やらないぞ!」て思うことはできるんですけど、やっちゃうんです。笑
期待だったり、役割だったり、状況を見たりして、私がやることで解決するなら・・て思うと、やっちゃう。

それが責任感と優しさで解決すれば問題はないのですが、今回は別視点のお話です。

そんな私の周りに、「やらない」と決めていることをやらない友人がいます。

・・・なんだか、それだけ聞くと、頑固で絶賛イヤイヤ期みたいな人wを想像しそうですが、実際には人当たりよく、人と適度な距離感で良い関係を築けるタイプ。
そして、何より、いつも穏やかで、攻撃性がなく、精神的に落ち着いている、いわゆる癒し系の人なんです。

友人自身「やらない!」と宣言しているわけでも頑なにそうというわけでもなく、でも、「今は自分の中でそれを無理にやるほどの優先事項じゃない」ことが、こちらにも感じ取れるくらいには伝わってくる絶妙な感じ。

決して冷たいわけでも、責任感がないわけでもなく、むしろ逆で、「やらない」と自分の中で明確に決めることで、友人はいつも安定していて、それがちゃんと周囲の「友人らしさ」の期待に応えているという。すごいなと。学ばせてもらっています。

この“やらないことを決める力”。
仕事の場面でもとても大切ですよね。

私たちは、つい、頼まれたことに全部応えようとしたり、目の前のタスクを片っ端から片づけようとしたりしがちです。
その姿勢は立派で、責任感さえ感じますが、結果的に「本当にやるべきこと」が見えづらく、余裕のない状態になってしまうこともあります。

当社でも以前、「やらないことを決めるワーク(=To-Do-Notリスト)」を実施したとき、社員からたくさんの「やる必要がないと思うこと」や「やりたくないこと」が出て、実際にそこから、「やらないこと」を決めました。

「やらないこと」を決めることは、手を抜くことではなく、むしろ限られた時間やエネルギーを「最も価値のあること」に使うという意思表示にもなるんだなと、「やらないこと」を決めた後の、みんなのすっきりした顔を見て感じました。

年の瀬も近づき、繁忙期然り、世間も慌ただしくなる時期に入るので、改めてそんな視点をネタにしてみました。

というか実際今私が、そういう友人に感銘を受けまくるほど、今ちょうど、慌ただしさの中にいるからかもしれません。笑

やらない勇気を持つことで、焦りや惰性で動くことが減って、結果的に人との関わりにも、より丁寧に向き合えるようになる。

真面目で責任感のある人ほど手放せないものなんですけども!
だけど、「やらない」は冷たさではなく、大切なものを最優先できるための選択。
仕事でも人生でも、大事なことなのです。

というわけで。
繁忙期を乗り越えるべく、大切なものをチームで共有するための手段として、みんなで「やらない」を決めていきましょう!

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