トランプさんの鶴の一声で右往左往しています。
一律関税が10%で落ち着いたのが約3ヶ月前
このときは3ヶ月の据置期間でしたので
その後どうなるのかなと思っていたら
日本から米国向けは15%で一旦確定しました。
24%だったものが15%になったので
多少下がったように見えますが
0%だったものが15%かかるわけで
結構しんどいですよね。
特にFBAセラー
仮に売価に転嫁するにせよ
輸入時に発生する追加関税は先にセラーが支払うことになります。
厳密には輸入者が支払うわけですが、Amazonは輸入者にならないので
日本からUS Amazonで販売しているセラーは、みなさんご自身で負担しています。
その関税を払った商品がFBA倉庫に届き
受領が完了し、販売がされ、売上が確定し
2週間程度の引当金期間が経過後に
2週間に1回の入金サイクルのタイミングで入金されるわけです。
ということは、どうやったって関税の支払いのほうが先にきます。
更に言うと、関税上昇分を売価に転嫁していれば
1~2ヶ月後には今まで通りの利益率で収まるわけですが
他のセラーの価格も見据えて皆さん値付けをするわけで
全額価格に転嫁されるのは、結構先でしょう。
そのため、先に関税を払い、そして利益率も薄くなった状態で戦うわけです。
特に初心者セラーは「想定以上の関税請求」が来て退場することになるんじゃないかと思っています。
お客様のサポートでUS向けのコンテナの配送を手配し
ギリギリ滑り込みで15%関税になる前(10%関税のタイミング)で通関を切られた貨物ですが
関税だけで請求が280万円程度ありました。
後で回収できると分かっていても
今までかかっていなかった280万円を
支払わないといけないというのは結構しんどいと思います。
私ならしんどいです笑
だから、今後は関税を避けるために
デミニミスの範囲(インボイス価格が$800までは無税という制度)で
細かく大量にFBA納品しようかなー
というセラーさんがいたわけですが
ここに来てトランプさんが8月末にデミニミスを一時停止する書類にサインをしました。
おお、、、細かく納品するスキームを組んでいたのに
無駄になった。。。
eBay等のto C向け発送についても
発送前に「関税かかるよー。大丈夫ー?」
という確認の工程をする必要が出てきました。
色々オペレーションが変わる変わる。
全ての発送貨物が一律15%かかることになったので
平等といえば平等なので、これはこれでいいかと思っていますが
それにしても、コロコロ代わり過ぎていて私は辛い。
きっと米国向けの越境ECセラーはみんな辛い。
何よりUSの通関業務に携わっている人は発狂するくらい辛いはず!
頑張ってください!
それでは
次回は、最近パッケージ等の資材で色々相談をしている中澤さんです