「目の前の作業」から、「現場をつくる仕事」へ

こんにちは!こんばんわ!
すっかり返品から現場に染まった高岡です(笑)

少し前までの私は、目の前にある仕事を終わらせることに必死でした。

発送が何件あるのか。
どこに人を配置するのか。
ピッキングは間に合っているか。
未検品や未発行は残っていないか。
明日の段取りはできているか。

気がつけば一日中、頭の中で何人もの自分が同時に会議をしているような状態です。

「こっちに人を動かした方がいい」
「いや、その前にこれを終わらせないと」
「そういえば、あの確認もまだだった」

現場を歩きながら考え、作業をしながら指示を出し、帰る頃には「今日も一日、よく頭が動いたな」と思う日も少なくありませんでした。

それでも最近、少しずつ自分の仕事に対する見方が変わってきたように感じています。

以前は、「自分が頑張れば何とかなる」と考えることが多かったと思います。

人が足りなければ自分が作業に入る。
間に合わなければ残業する。
誰かが分からなければ、自分が答える。

もちろん、それも必要なことです。

ただ、自分がすべてを抱える方法には限界があります。
自分がその場にいなければ止まってしまう現場は、強い現場とは言えません。

そのことに気づいてからは、「自分がどう動くか」だけではなく、「みんながどうすれば動きやすくなるか」を考えるようになりました。

派遣スタッフの手が止まらないよう、前日に段取りをしておく。
パートスタッフが判断しやすいよう、作業ルールを掲示物にする。
進捗が見えにくいときは、件数や状況を分かりやすく共有する。
ミスが起きたときは、誰が悪かったかではなく、なぜ起きたのかを考える。

一つひとつは小さな改善です。

けれど、小さな改善が積み重なると、現場の空気は少しずつ変わっていきます。

朝一番から迷わず作業を始められる人が増える。
社員に確認しなくても判断できる人が増える。
今までできなかった作業が、できるようになる。
誰かが困っているときに、自然と助けに入る人が出てくる。

そうした変化を見ると、「段取りをする」という仕事は、ただ準備をすることではないのだと感じます。

人が動きやすい環境をつくること。
できる人を増やすこと。
現場全体が前に進めるようにすること。

それが今の私にとっての、段取りなのかもしれません。

AIを使って、自分の考えが見えるようになった

ここ最近の私の変化の一つに、AIを使うようになったことがあります。

日報を書いたり、改善案を整理したり、掲示物の文章を考えたり、クライアントへの連絡文を整えたり。

最初は、文章をきれいにするために使っていました。

けれど、使い続けるうちに、AIは文章を作る道具だけではなく、自分の考えを整理する相手でもあると感じるようになりました。

自分では分かっているつもりでも、言葉にしようとすると説明できないことがあります。

「なぜ、この配置にしたのか」
「今日うまくいった理由は何だったのか」
「なぜ同じミスが繰り返されるのか」
「本当に改善すべき部分はどこなのか」

AIに伝えるためには、自分の頭の中にあるものを一度言葉にしなければなりません。

すると、「私はこんなことを考えていたんだ」と、自分自身で気づくことがあります。

日々の業務は忙しく、その場で判断して次へ進むことがほとんどです。

しかし、言葉にして振り返ることで、自分が以前よりも人員配置を考えられるようになったこと、先の工程まで予測するようになったこと、単なる作業者ではなく現場全体を見るようになったことが分かりました。

正直に言えば、自分ではあまり成長を実感していませんでした。

毎日、新しい課題が出てきます。
できなかったことや、反省することもたくさんあります。

だからこそ、自分の中では「まだまだできていない」という気持ちの方が強くなります。

それでも、過去の日報や相談内容を振り返ると、以前の私は目の前の問題に対して「どうしよう」と悩むことが多く、今の私は「原因は何か」「次はどうするか」を考えることが増えています。

問題がなくなったわけではありません。

問題に向き合う自分が、少し変わったのだと思います。

これから目指したいこと

これからは、もっと「自分がいなくても回る現場」をつくっていきたいです。

これは、決して自分が楽をしたいという意味ではありません(笑)
(少しくらいは楽になりたい気持ちもありますが…(笑))

本当に目指したいのは、一人ひとりが自分で考え、判断し、次の人につなげられる現場です。

社員だけが分かっている。
経験の長い人だけができる。
聞かなければ何も進まない。

そのような状態ではなく、作業の目的や基準が共有され、誰もが少しずつできることを増やしていける状態にしたいと思っています。

そのためには、私自身も変わらなければなりません。

何でも自分でやるのではなく、人に任せること。
答えだけを伝えるのではなく、考え方を伝えること。
できなかったことだけではなく、できるようになったことにも目を向けること。

そして、忙しいときほど目の前の作業だけに追われず、「このやり方は本当に正しいのか」と立ち止まること。

今でも、完璧にできているわけではありません。

人員配置に迷う日もあります。
伝え方が足りず、うまく進まない日もあります。
自分がやった方が早いと思って、つい手を出してしまうこともあります。

けれど、それも含めて成長の途中なのだと思います。

以前の私は、「できるようになってから任せてもらう」と考えていたかもしれません。
今は、任せてもらったからこそ、できるようになったことがたくさんあります。

分からなくても考える。
失敗しても振り返る。
うまくいったら、次も再現できるようにする。

その繰り返しが、少しずつ自分を変えてくれました。

これから先も、きっと忙しい日は続きます。

朝から予定外の発送が追加される日もあれば、人が足りない日もあります。
段取りどおりに進まず、「今日はなかなか手ごわいな」と思う日もあるでしょう。

それでも、以前とは少し違います。

問題が起きたときに、「もう無理だ」と思うのではなく、「さて、どう組み替えようか」と考えられるようになってきました。

自身の成長は、自分ではなかなか気づけません。

毎日の変化は小さく、昨日の自分と今日の自分は、それほど変わっていないように見えます。

けれど、数か月前を振り返ったとき、「あの頃より少し前に進んでいる」と思えたなら、それで十分なのだと思います。

私はまだ、完成していません。
たぶん、現場も私も、ずっと完成しないのだと思います。

でも、完成していないからこそ、まだ良くなれます。

今日より明日、明日より来月。
一歩ずつでも、働く人が動きやすく、成長を感じられる現場をつくっていきたい。

そして自分自身も、「目の前の作業を終わらせる人」から、「人と現場が成長する仕組みをつくる人」へ。

焦らず、止まらず、ときどき笑いながら、これからも前に進んでいきたいと思います。

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